水の導電率とpH値に及ぼす超音波処理の影響
水の導電率とpH値は、高強度低周波超音波で水を処理することにより、効率的に影響を与えることができる。水を超音波処理すると、水の導電率とpH値が上昇する。
電気伝導率に及ぼすパワー超音波の影響
蒸留水の導電率に及ぼす超音波の影響を調べるため、超音波プローブ型装置UP400Stを用いて試験を行った。幅の広い超音波処理容器に2つの(受動的な、超音波を発生させない)電極を挿入し、超音波プローブを電極の間に取り付けた。下のグラフが示すように、導電率はpH値と同様に上昇した。
超音波による電気伝導率の変化を利用する方法
電気伝導率の向上は、電解や電気化学の応用においていくつかの利点がある。電気分解の用途で抵抗を減らすことで、電解槽で水のような液体の導電率や抵抗を変更するために一般的に使用される塩、酸、塩基の添加を減らすことができます。
高性能アプリケーション用プローブ型超音波発生装置
Hielscher Ultrasonics社は、液体の電気伝導度やpH値に影響を与えるなど、液体アプリケーション用の高性能プローブ型超音波発生装置の幅広いポートフォリオを提供しています。一般的な工業規格を容易に満たすHielscherの超音波装置は、全負荷かつ過酷な条件下でも24時間365日稼働可能です。
下の表は、超音波処理装置の処理能力の目安です:
バッチ量 | 流量 | 推奨デバイス |
---|---|---|
1〜500mL | 10~200mL/分 | UP100H |
10〜2000mL | 20~400mL/分 | UP200Ht, UP400ST |
0.1~20L | 0.2~4L/分 | UIP2000hdT |
10~100L | 2~10L/分 | UIP4000hdT |
n.a. | 10~100L/分 | uip16000 |
n.a. | より大きい | クラスタ uip16000 |
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で水を音波振動させる。 プローブ式超音波発生装置 UP400ST:ソニケーションは水の電気伝導率を高める
文献・参考文献
- R. Giriûnienë, E. Garðka (1997): The influence of ultrasound on electrical conductivity of water. ULTRAGARSAS. Nr.2(28). 1997.
- Suslick, S.; Didenko, Yuri; Fang, Ming; Hyeon, Taeghwan; Kolbeck, Kenneth; Iii, William; Mdleleni, Millan; Wong, Mike (2000): Acoustic Cavitation and Its Chemical Consequences. Philosophical Transactions of the Royal Society A: Mathematical, Physical and Engineering Sciences, 2000.